体にいいと言われている「玄米」。
ひと昔前と違い、日常では白米を食べるのが一般的ですよね。
テレビや雑誌でも、玄米がいいというワードを聞いたり目にしたりしますが、「実際何がいいの?」と疑問に感じることもあるかと思います。
ですが、白米と玄米を比較すると、その差がわかります。
そこで、玄米が体に良いと言われている理由、その秘密についてご紹介していきます。
3000年前から玄米は食べられていた
稲作の歴史は3000年と言われており、縄文時代や弥生時代では玄米が食べられていました。
ただ、当時の玄米は今ほど炊き方や食べ方に気を遣われておらず、健康のために玄米がいい、という考えはここ最近生まれたものです。
ちなみに、白米を食べる習慣ができたのは、奈良時代からと言われており、庶民が白米を食べるようになったのは江戸時代からと言われています。
玄米と白米を比較すると、こんなに差があった
では、実際のところ、玄米と白米は何が違うのでしょうか?
白米1合(150g)のカロリーは537kcal、糖質は115.6gですが、玄米のカロリーは530kcal、糖質は70gです。こうみると、カロリーにそこまでの差はありませんね。糖質が低いことは嬉しいことです。
しかし、玄米は栄養素が違います。
体の消化や代謝、排泄を助けるために必要な栄養素として、「食物繊維・ビタミン・ミネラル・酵素」が良いとされていますが、
実は、玄米は食物繊維が白米の約6倍、ビタミンEは約12倍、ミネラル分のマグネシウムは約5倍と、非常に栄養価が高いのです。また、カルシウムが白米3mgに対して玄米7mg、亜鉛が0.6mgに対して0.8mgなど、栄養素は豊富です。
ただ、これほど栄養の高い玄米ですが、実は大きな問題もあります。
それは、、、
玄米には毒があった!その毒抜き方法は?
玄米には、「アブシジン酸」「フィチン酸」「レクチン」など、人体にとって毒となる成分が含まれているのです。
あるお医者さんは、「そのまま食べると毒を食べているようなものだよ」と言います。こう聞くと怖いですよね。
ですが大丈夫。簡単にその毒を抜くことができる方法があります。
それが「発芽させること」。
玄米は発芽させることで、この毒となる成分を無毒化させることができます。
それだけではありません。
発芽させることで、栄養素がアップします。
たんぱく質や脂質、マグネシウム、食物繊維などの栄養価が高くなり、GABA(ギャバ)の含有量がグンとあがるのです。
発芽すると現代人が不足しているGABAが10倍に
GABAとは、アミノ酸の一種で、「ガンマ−アミノ酸」が正式名称です。
最近では、GABAチョコレートなどコンビニでも見かけることも増えました。
GABAには脳の疲れをサポートしてくれたり、リラックス効果や肝臓や腎臓の働きを促す効果があると言われています。
このGABAは体内で作られる物質なのですが、40代になると10代の頃の半分くらいにまで減少すると言われているのです。
このGABAの含有量が、発芽させることで、玄米の3倍、白米だとなんと10倍にまでアップします。
だからこそ、玄米は発芽させてから炊くのがおすすめなのです。
同じ玄米でもこんなに違うとは私も数年前まで知らなかったです。
ちなみに、
発芽させるのは水に浸けておくだけ。簡単です。
浸けておく時間は、時期によっても違いますが、24時間ぐらいが1つの目安です。
(私は発芽させてくれる炊飯器を使っているので時間はもっと短いです)
玄米をさらにバージョンアップ!栄養素190%アップの酵素玄米
ここまでで発芽させた玄米を食べることが体にいいことはわかってきたと思いますが、玄米にはさらに上があります。
それが、「酵素玄米」。寝かせ玄米と言われることもあります。
酵素玄米とは、発芽させた玄米に小豆と塩をいれて炊き、数日間熟成させたもの。
実は、玄米の糠の部分には、酵素が多く含まれているのですが、その酵素を活性化させ、さらに栄養素を高くし、様々な効果を生むのが「酵素玄米」です。
私たちの体には、実は3000種類以上の体内酵素があります。その酵素は、体の成長や活動、ホルモンの生成を助けてくれるのですが、体内で作られる酵素には限界があります。
そのため、酵素を外からいれる必要があるのですが、酵素はこわれやすく、また、熱に弱いため、生のものから摂取する必要があり、生野菜や果物を食べるのがおすすめと言われています。
一時期スロージュースが流行しましたが、スロージュースだと酵素をこわさずに摂取できることからブームとなり、今もなお健康意識の高い方は飲まれています。
このように、栄養価が高くなるだけでなく、大切な酵素も摂ることができるのが酵素玄米。
ここで、「熱に弱いなら炊いた時点で酵素こわれちゃうんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実は酵素の中には熱に強い酵素があることがわかっており、玄米の胚芽部分に含まれる酵素こそが熱に強い酵素なのです。
この酵素は保温しておくことで活性化していくので、数日熟成させることで、日々の生活によって失われつつある体内酵素を補うことができ、腸内の浄化も促進します。
普通の玄米を100とした場合、酵素玄米は鉄分190%、カルシウム178%、ビタミンB1/B2・食物繊維その他も106〜134%アップと全ての栄養素において上回ります。

その結果、ストレスの緩和、血圧抑制、ダイエット効果、便秘改善、美容効果など、体質改善を期待できる健康食なのです。
小豆と塩をいれる理由は?
酵素玄米をつくるときに、小豆と塩をいれるのですが、それには理由があります。
小豆をいれるのは、小豆が玄米の栄養素をさらに高めてくれるから。そして、小豆をいれることで、小豆のたんぱく質やアミノ酸からメラノイジンという物質が生成され、長期間保温しても玄米が腐らずに熟成できるのです。
塩をいれるのは、塩をいれることで玄米特有の臭いを抑えることができ、さらに水の吸収率があがることでふっくらと炊き上がります。
さらに、塩をいれるときは天然塩などミネラル豊富な塩を使うのがおすすめ。塩のミネラルと小豆のたんぱく質が結合して酵素になり、美味しく栄養分の高い玄米になります。
私はぬちマースを使ったりしてます。
栄養素が詰まった酵素玄米の作り方
酵素玄米の作り方は、
①玄米を発芽させる(24時間ほど水に浸けておく)
②発芽させた玄米に、小豆と塩(天然塩がおすすめ)をいれて炊く
③炊き上がったらお米を混ぜる
④1日1回お米を混ぜる
⑤数日で酵素玄米の完成(3〜4日が食べ頃です)
発芽させるのが面倒だと感じる方は、発芽までやってくれる炊飯器がおすすめです。
私のおすすめはこれです。
ボタン1つで発芽までやってくれて、さらに圧力釜で炊いてくれるので仕上がりがもっちりとやわらかく炊き上がります。
短時間で美味しく食べたい方はおすすめです。
玄米を選ぶときの注意点
玄米を選ぶ時の注意点は、「農薬を使っていないものを選ぶ」ことです。
精米された白米と違い、お米が削られることなく届きます。そのため、農薬がついているものを選ぶと、ダイレクトにその影響を受けてしまうのです。
私も白米の時には農薬のことを意識していませんでしたが、玄米にしてからは慎重にお米を選ぶようになりました。
健康になるための玄米が、むしろ体に悪影響を与える結果になってしまったら元も子もないので。
「どのお米を選んだらいいのかわからない!」という方は、こちらのお米がおすすめです。かなりこだわって選ばれた玄米です。
さて、いかがでしたでしょうか。
白米と玄米との違い、そして、玄米と発芽させた玄米の違い、さらには玄米と酵素玄米の違いがある程度わかったのではないかと思います。
私たちのからだは食べ物・飲み物でできていますから、日常的に口にいれるものには特に気をつけたいものですよね。
完全食とまで言われる酵素玄米の生活を、ぜひ始めてみてください。
体の調子も心の調子も変わりますよ。

