世界を理解するための地政学とは?地政学からみる日本とは

「知識」のパフォーマンスをあげる

世界のこと、どのくらいご存知ですか?

日々、世界の様々なニュースが流れてきますね。

「戦争がどうだ、経済がああだ、食糧がこうだ。」

そして、いろんな疑問が生まれてきます。

  • そもそもなんでウクライナ戦争が起きてるのか
  • 日本で食糧不足が起きると言われている理由
  • なぜ中国やロシアは日本の領土を欲しがってるのか
  • 台湾有事(武力による衝突や事変などが起こること)は本当にあるのか

それらを理解するのにおすすめなのが「地政学」。少し前から何人かにおすすめされて勉強しているのですが、これが面白くて。

というのも、地政学を知ると世界の見方が変り、色んなことがわかるんですね。事実、世界一の投資家も地政学を活用していると言われていて、そのぐらい未来予測にも必要なのが「地政学」。

ということで、今回は地政学についての共有です。

そもそも地政学ってなに?

まず地政学とは何かですが、「地理+政治」をかけ合わせた造語で、19世紀終わり頃から欧州で生まれたもの。

実際には地理と政治だけではなく、経済や哲学、歴史、宗教、文化など様々なものが関係してきます。

ここで重要なのが、「地理によって国のあり方が左右される」ってところで、つまり世界中のどの国においても、「地理(つまり国の位置)」が政治に大きな影響を与えています。

その結果、日本を含め世界の様々な国で色んな問題が起きています。

ではここで、地政学を理解するために1つ例をご紹介。

なぜ、ロシアは大きな国土があるのに他国を攻めるのか

ロシアを地政学から理解すると、色んなことがみえてきます。というのも、実はロシアにはたくさんの問題があるから。

まず、ロシアは世界一の国土の広さで、日本の約45倍もあります。同じ国内でも最大10時間も時差がある国で、どれだけ広いかがよくわかりますよね。

ただ、ロシアって寒い国です。北海道の緯度が北緯 43°ほどなのですが、ロシアの首都モスクワはそれより北の北緯55°。北緯60°を越える地域もあり、それもそのはず、ロシアの約60%は永久凍土なんです。

そして、なんと80%は人が住めません。どんなに広くても実際に住める面積は限られているんです。実際、人口は1億4,617万人で、日本より少し多いぐらい。日本の45倍も広いのに。

さらに、広大なために様々な民族が入り乱れていて、その数なんと190。慣習や言葉の違う190の少数民族が同じ国にいます。

「それの何が問題なの?」と思うかもしれませんが、少数民族は自分たちの慣習を守りたいし、今の生活を大切にしています。そのため、「独立したい」と考える民族も多く、実際に過去に独立した民族もいます(チェチェン共和国)。

同じことを他の民族も言い始めると収拾がつかなくなり、国がバラバラになる。そうならないよう、それぞれの民族とうまく付き合う必要があるけど、お金も労力もかかります。なにせ190もあるわけですから。

家は広ければ良いというものではなく、広いほど管理が行き届かなくなり、メンテナンスも費用もかかりますが、国もそれと同じ。

さらに、ロシアは14もの国と接しているため、いつどの国から攻め込まれるかわかりません。どこから侵入してくるかわからないので、様々なところに目を配らないといけない。でもめちゃめちゃ広いのでそれだけでも国として疲れちゃいます。

日本は島国で海に囲まれているためそんな心配はないですが、実はこれって地政学的にみるとめちゃめぐまれているんです。

まだあります。ロシアは寒い地域なので農業の生産性も低く、生産できる土地の面積は日本の28倍もあるのに、穀物の面積あたりの収穫高は日本の4割ほどしかなく、つまり農業にあまり適した環境ではない。そして、冬場は凍結するので漁業も制限されます。

このように、色んな問題を抱えているのがロシアです。

そして、その状況を解消するために、「領土を広げたい」「あの場所が欲しい」という選択をしています。それが戦争に繋がり、その影響で日本の食糧が不足したり、周りの国から攻められないよう日本の領土を求めたり。そして同じように領土を広げたい中国が台湾に仕掛けようとしていたり、なんてことが起きているわけです。

極端に言えば、ユーラシア大陸すべてがロシアになったら、他の国から攻められる心配は減るし、あたたかい地域も自国のものになるので農業や漁業も盛んになり、自国の心配事が減ります。自国を守るために、どの国も領土を広げたいと考えるわけです。

ここではわかりやすくロシアを例にしましたが、同じようなことがどの国にもあります。地政学からくるその国特有の問題です。

中国にも、インドにも、アフリカにも、ヨーロッパにも、もちろん日本にも。日本という国を理解するには、地政学でみると色々なことがみえてくるわけです。

地政学からみる日本とは

参考までに、地政学をベースに日本を考えてみます。

日本の特徴として、何より海に囲まれた島国だというのが特徴で、そのため守りやすく責められにくい国です。

逆にいえば、逃げる場所・移動先がないので兵糧攻めにあいやすかったり、他の国との繋がり薄く、外交の経験が不足しています。また、囲まれているがために平和ではあるものの危機意識は薄く内向的とも言われています。

そして大事な特徴のもう1つが、日本を囲む海は水深が深く、実はそれによって日本の領土を欲しがる国も多いということ。

(深い海ほど情報や公にできないものを隠しやすいから、色んなものを隠せる”海”が欲しい)

大陸と大陸の間にあるのも日本の特徴で、ある国にとっては経由地になったり、壁になってくれたり、逆に領土を広げるのに邪魔だったりと、日本という場所は地理的にも何かと世界での影響が大きい国なんです。面白いですよね。

このように、日本や世界をより理解したい方は、地政学を知っておくと様々なことがみえてくるので、とってもおすすめです。

地政学で世の中をみると思考力が身に付く

地政学をオススメする理由がもう1つあって、それは、地政学を知ることで思考力が身につき、自分を知ることに繋がる、ということ。

たとえば、自分がロシアの首相だとしたらどうするだろう。中国ではどのような問題があり、何から解決すべきか?解消するためにどんな選択肢があって、自国にとって優先すべきことは何か?

そういう視点で他の国をみると、世の中の色んなことが見えてくるだけではなく、観察する目が養われます。そして、その目が養われると、今の自分の周りに起きていることも観察できるようになります。

どんな問題があるのか、それを解決するために何が必要か、どんな手段を選ぶのか。争うのか手を取り合うのか。などなど、自分が優先すべきものや何を重視しているのか、自分をよく知るきっかけにもなるのでオススメです。興味をもたれた方は、ぜひ読んでみてください。(13歳からの地政学という本が読みやすかったです)

ということで、今回は地政学についての共有でした。

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